文化庁「日本遺産事業」Case 12.
2025年8月1日
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文化庁は、地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定し、地域活性に寄与する日本遺産事業に取り組んでいます。
「地域の方々が大切に守り続けてきた、土地の文化や歴史的魅力を次の世代に受け継いでいくことは文化庁の責務である。」という強い信念と、各地域の方々と連携しながら、「日本遺産事業」を通じた地域活性化への想いを、文化庁の方に語っていただきました。
キヤノンマーケティングジャパンは、映像技術と企画力・プロデュース力で、日本遺産の魅力発信を支援しています。
赤い町並みに息づく、吹屋ふるさと村の記憶
岡山県高梁市・吹屋ふるさと村。
赤褐色の瓦屋根、ベンガラ塗りの格子が立ち並ぶ町並みは、銅山とベンガラの生産で栄えた往時の“ジャパンレッド”の記憶を今に伝えています。
昭和40年代、銅山の閉山によって地域は大きな転換点を迎えました。それでも村人たちは、町並みを守るために一致団結し、景観を未来へつなぐ努力を続けてきました。
その取り組みが実を結び、吹屋は伝統的建造物群保存地区、そして日本遺産として認定されました。
文化庁が取り組む「日本遺産」 ― 物語を未来へ
文化庁の日本遺産事業は、地域に残る歴史・文化を“物語”として再発見し、地域の魅力を次世代へ継承することを目的としています。
「地域の方々が大切に守り続けてきた日本遺産ストーリーを次の世代に受け継いでいくことは、我々の大切な責務だというふうに思っております。(文化庁 文化資源活用課 参事官 磯野 哲也さん)」
日本遺産は、単なる歴史の紹介ではなく、地域のアイデンティティや誇りを未来へ届ける活動。その思想は、吹屋のまちづくりとも深く共鳴しています。
映像の力で広がる、地域の魅力発信
2024年、キヤノンマーケティングジャパンは、日本遺産オフィシャルパートナーに就任。
全国104の日本遺産ストーリーを、映像や写真によってわかりやすく紹介する取り組みを行いました。
映像技術によって、地域の魅力は“目に見える物語”として全国へ広がり、まだ知られていない地域の価値に光を当て続けています。
日本遺産が灯す、地域の未来
日本遺産の認定をきっかけに、吹屋では若者たちが新たなまちづくりに挑戦し始めています。
村長の戸田さんも、その変化を前向きに捉えています。
文化が色あせないのは、それを守り、語り継ぐ人がいるから。
キヤノンマーケティングジャパングループは、地域の“想い”を記録し、未来へと繋ぐ人たちとともに歩み続けます。