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福島県浪江町「事業者向け 写真撮影講座」Case 14.

2025年11月21日

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――写真の力で、町の魅力をもう一度。復興のその先へ。
海と山、川に囲まれた自然豊かな福島県浪江町は、東日本大震災と原発事故により、今も町の約8割が帰還困難区域に指定されています。それでも、再びふるさとを取り戻すために、町の人々は少しずつ確実に歩みを進めています。 

再びふるさとを取り戻すための、浪江町の新たな取り組み

そんな町の挑戦のひとつが、事業者による“自ら発信する力”を育てる取り組み。
町内事業者が自分の目で撮り、自分の言葉で伝える――その力を磨くために、「事業者向け写真撮影講座」が開催されました。

「町内事業者さんが自分たちで写真を撮って発信できるようになれば、町の魅力をより良く伝えられるのではないかと思いました。人に見せて伝えることが当たり前にできるようになれば、地域の活性化にもつながると思っています。」 
(浪江町役場 企画財政課・及川里美さん)​

キヤノンMJが「カメラの魅力」と「写真の力」で活動を支援

講座の実施を支援したのが、キヤノンマーケティングジャパン 東北復興・創生推進室。
震災後10年以上にわたり、地域の復興を支え続けてきた同室では、写真の持つ力を地域の再生へと活かす活動を続けています。

「“東北の美しさと文化を私たちの技術と想いで全国に発信する”というビジョンのもと、カメラの魅力と写真の力を通じて、地域の皆様の発信力向上とコミュニティの活性化につなげたいと考えています。」 
(キヤノンマーケティングジャパン 東北復興・創生推進室 北村憲さん)​

講座に参加された方々の気づきや発見

参加された事業者の方々は、カメラの基本的な使い方から、被写体の構図や光の扱い方、商品の魅せ方を学びます。
「初心者にも分かりやすく、ポイントが整理されていたので、すぐに活かせる内容でした。野菜や料理の撮り方など、事業に活かせるヒントがたくさんありました。」 
(株式会社浪江の大地 代表取締役 寺田真二郎さん)​

地域の未来を、共に創るパートナーシップ

講座を終えた及川さんは、町の未来を見据えます。
「浪江町は私の生まれ故郷であり、かけがえのない場所です。避難している町民の方々が“帰ってきたい”と思えるようなきっかけになればと願っています。町民が助け合いながら、地域の情報発信力を高めていければ、浪江町の未来につながると信じています。」
(浪江町役場 企画財政課・及川里美さん) 

被災地から“発信地”へ。
写真というツールを通じて、人と人、地域と未来が再びつながっていく。 キヤノンマーケティングジャパングループは、地域の魅力を見つめ、伝え続ける人たちとともに歩み続けています。 ​

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