石川県能登町「宇出津(うしつ)あばれ祭」Case 1.
2024年12月25日
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2024年1月、石川県能登地方で大きな地震がありました。そのような困難の中、同年7月に能登町宇出津(うしつ)で「あばれ祭」が開催されました。
宇出津の人々にとって「あばれ祭」とは何なのか。
宇出津の方による未来への想いと、まつりとプロジェクトに関わったキヤノンマーケティングジャパン担当者の想いを繋ぎ、伝える動画です。
キヤノンマーケティングジャパン(以下キヤノンMJ)は、文化庁からの委託を受け、「まつりとプロジェクト」で、映像制作や写真撮影、オンラインによる情報発信、現地での運営サポートなどを行い、伝統行事の発信等をサポートしました。
地震から半年、それでも火を絶やさなかった理由
2024年1月、石川県能登地方を襲った大きな地震。能登町宇出津(うしつ)も甚大な被害を受け、家屋の倒壊や道路の寸断など、暮らしは一変しました。
そのような中、同年7月に「あばれ祭」を開催すると聞いたキヤノンMJ担当者は、深く心を動かされたと言っています。
地震の痛みが残る中でも、「あばれ祭」を絶やしたくない。そんな強い想いが、町をもう一度前へ進ませようとしていました。
あばれ祭は“生活の中心” 生まれたときから染み込む音
宇出津で「あばれ祭」は単なる祭りではありません。人々の暮らしに溶け込み、人生の節目を刻む存在です。
「あばれ祭は、生まれた時から太鼓・鉦・囃子の音が耳に染みついている祭り。1年、その祭りを軸に生活が成り立っていると言っても過言ではないです。(あばれ祭運営改善協議会 会長 小浦 肇さん)」
さらに、祭りの象徴である神輿をつくる職人である小又 秀夫さんは、「昨年以上の出来にする」と、新たな気持ちで制作に向き合っています。
被災を乗り越え、神様に喜んでいただくために。そんな真摯な想いが宿る祭りです。



“あばれ”の名に込めた祈りと覚悟
あばれ祭の“荒々しさ”は、神輿を転がし、海に入れ、叩きつける独特の所作に表れています。それは破壊ではなく、神様への祈り。地域に受け継がれてきた信仰そのものです。
震災の直後だからこそ、地域の人々は“祈りの火”を消してはならないという、強い覚悟と想いが、宇出津の人々を動かしているのです。
未来へ、祭りが繋ぐ世代と地域。
小浦さんは、あばれ祭が抱える未来への課題にも触れます。
「このままでは続けられない。子ども、若者、お年寄り、それぞれが何をすべきか、今考えなければいけない時期。地域の結束は確かで、これはずっと残していくべき祭りだと思っています。」
そして、キヤノンMJは、各地の祭りに込められた価値を、「まつりとプロジェクト」を通じ、未来へ繋ぐ役割を担っていると考えています。
祭りは土地の歴史と風土が生んだもの。そこには地域の知恵が詰まっている。今の時代を生きる私たちにとってヒントになることがたくさんあります。その大切なものを未来に繋げていきたいと思っています。
震災を乗り越え、祈りと結束を胸に続く「あばれ祭」。キヤノンマーケティングジャパングループは、日本の祭りや伝統文化を未来に繋いでいく人たちとともに、歩み続けています。