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福岡運輸「物流DXへの取り組み」Case 18.

2025年12月26日

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物流は単なる輸送ではなく、「信頼と付加価値を届けることであり、デジタルと人の力で持続可能な物流を次世代へ繋げていくことが使命である」。デジタル化による課題解決と、未来の物流への想いを福岡物流のご担当者に語っていただきました。
キヤノンマーケティングジャパンは、顧客の課題に寄り添い、ITソリューションで未来の物流を支援しています。

増え続ける業務量と応対の負担 ― 物流に生まれていた課題

福岡運輸は、全国に拠点を持つ定温物流の専門企業として、冷凍・冷蔵食品を中心に、日本の食の安全と安心を支えてきました。一方、全国規模で扱う大量の帳票処理や受領書の管理は、現場の負担となり、業務効率や顧客対応にも影響が出始めていました。

「膨大な帳票処理や受領書管理が大きな負担でした。お客さまからのお問い合わせに即時対応できないことも課題でした。」(福岡運輸 業務推進部 次長兼システム課長 生津 瑠美さん)
物流の質を高めるためにも、業務効率化とサービス向上が欠かせない状況でした。

“紙の山”からの脱却 ― DXが変えた受領書管理

福岡運輸が抱える課題に対し、キヤノンMJはITソリューションを活用した業務基盤づくりを提案しました。「膨大な受領書をスキャンで電子化し、配送情報と一元管理することで、迅速で正確な対応と業務効率化を実現するプラットフォーム「DigitalWork Accelerator」をご提供しました。」(キヤノンMJ MA事業部 西日本営業本部 課長 大森 直人さん)
受領書をデジタル化し、配送データと紐づけて一元管理することで、現場の業務は大きく変化しました。

お客さまへの“即時対応”が可能に ― DXの実感する効果

福岡支店では、受領書がバラバラに保管されていた頃と比べ、情報共有と検索のスピードが格段に向上しました。
「今では誰でも同じ情報にアクセスできるため、担当者間のやり取りが減りました。お客さまから“こんなに早く確認できるのは助かる”と驚きと感謝の声をいただきました。」(福岡運輸 福岡支店 業務係長 岡村 翔吾さん)

さらに今回のDXにより、年間160万枚の受領証が電子化され、約6,000時間の業務削減が見込まれています。紙の保管スペースも不要になり、コスト削減にも繋がりました。
業務が整うことで“人が本当に向き合うべき仕事”に時間を使えるようになったことを実感されています。

人が活きる物流へ ― DXが描くこれからの姿

福岡運輸のご担当者の皆様は、DX後の現場の姿や物流会社として社会に果たす使命について語っています。
「効率化によってお客さまに本当に役立つ対応に集中できるようになりました。
物流は物を運ぶだけではなく、信頼性と付加価値を高める仕事だと実感しています。」(岡村さん)
「物流を通して社会のお役に立ちたい。デジタルと人の力を掛け合わせ、持続可能で安全な物流を次世代に繋いでいくことが使命だと考えています。」(生津さん)

人とテクノロジーが調和し、誰もが安心して働ける物流現場を実現したい。業務のデジタル化で煩雑な作業から人を解放し、価値ある仕事に集中できる環境を整えていく。
キヤノンマーケティングジャパングループは、物流の明日を創る人たちとともに、より良い社会の実現へ歩み続けています。

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