宮城県気仙沼市「街なかフォト写真展」Case 2.
2024年12月25日
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気仙沼の地域活性に取り組む若き蔵元のお二人にお話しを伺いました。
ふるさと気仙沼に何ができるのか、気仙沼「街なかフォト写真展」の企画を通じ、未来への熱い想いを語ります。
キヤノンマーケティングジャパンは、2011年の震災直後から東北地方の復興支援に取り組み、現在も東北復興・創生推進室として活動を続けています。
港町・気仙沼に息づく、震災からの歩みと文化
宮城県気仙沼市は、東日本大震災で大きな被害を受けた地域のひとつです。街並みが失われ、酒蔵や商店も壊滅的な状況に追い込まれました。
その中で、地域の文化を守り、未来へつなぐために奮闘してきた人々がいます。
「大学在学中に震災が発生し、この建物も壊れてしまいました。それでも多くの方に助けていただき、私も蔵元としてこの町に恩返しをしたいと思い、この蔵に戻ることを決めました。(株式会社男山本店 五代目蔵元 菅原 大樹さん)」
同じく、株式会社角星 六代目蔵元の斉藤 大介さんも、瓦礫の中から発見された看板をきっかけに再建を決意したと話します。
「看板が見つかったことがご先祖様から”またここでまた商売をしろ”と言われているように感じました。なかったら、建て直していなかったかもしれません。(株式会社角星 六代目蔵元 斉藤 大介さん)」
震災を乗り越え、港町の文化を背負う二人の姿は、気仙沼の“復興の象徴”でもあります。
写真展を通じて“街の日常”を伝える
そんな気仙沼で開催されたのが、「KESENNUMA街なかフォト写真展」。港町の文化や人々の営みを写真で切り取り、街の魅力を再発見する取り組みです。
菅原さんは、この企画が蔵に新しい役割を与えてくれたと語ります。
「この建物(直営店)を活かせる良い企画だと感じました。建物自体が国の有形登録文化財でもあり、写真展と非常にマッチしていると思います。」
斉藤さんも、写真展が“気仙沼で暮らす人々の魅力”を伝える場になったと語ります。
「いい街だな、素敵な街だなという思いの裏には、日々そこで暮らしている人々の魅力が写真に醸し出されていると感じます。(斉藤さん)」
写真という表現が、港町の文化や地域への誇りを改めて感じさせてくれました。
プリント協力で地域文化を支える ― キヤノンMJの役割
「街なかフォト写真展」を陰で支えていたのが、キヤノンマーケティングジャパンのプリント協力です。高品質なプリント技術によって、写真作品はより鮮明に、より美しく、街の文化を伝える存在となりました。
写真展の成功は、作品そのもののクオリティに直結します。キヤノンMJの技術が、気仙沼の姿を“鮮明な物語”として表現する力になりました。
港町の文化を、未来へ広げるために
蔵元の二人は、気仙沼の文化と未来について想いを語ってくださいました。
“港町文化に育まれた蔵として、その特徴を最大限に生かしていきたい。”
“魚介に合うお酒など、地域に根差した企画を進めていきたい。”
“気仙沼のお酒で元気になった、安心したと言っていただけるように。そんな“寄り添える酒”を世界に広げたい。”
写真展は、地域の文化を“見える形”で伝える大切な場となりました。
キヤノンマーケティングジャパングループは、写真文化の力で地域の魅力を伝え、気仙沼の笑顔を未来へ繋ぐ人たちを応援しています。