このページの本文へ

CG-ARTS「映像クリエイター支援」
Case 10.

2025年5月26日

  • YouTubeの動画をご覧いただくには、弊社サイトによるクッキー情報取得への同意が必要です。YouTubeの動画が表示されない場合は、「クッキー設定」にて、クッキー情報の取得に承諾をお願いします。

多くの映像クリエイターを輩出している、CG-ARTS(画像情報教育振興協会)。
CG-ARTS主催の「学生CGコンテスト」の受賞者は、映像制作の各方面で活躍し、新たな表現を追求しています。
コンテストを受賞し、いま独自の作風で注目のアーティスト「シシヤマザキさん」が語る、映像制作の未来への想いとは。
キヤノンマーケティングジャパンは、CG-ARTSへの協賛や共創活動を通じて、新たな映像表現に挑戦する若手アーティストの育成を支援しています。

次世代の映像文化を育む「CG-ARTS」の使命

1991年に設立されたCG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)は、学生CGコンテストをはじめとする映像教育・文化支援活動を通じ、若手クリエイターの育成と日本の映像文化の発展に貢献してきました。
キヤノンマーケティングジャパン(以下、キヤノンMJ)はその設立当初からCG-ARTSを支援しています。
「CG-ARTSさんは文化庁メディア芸術祭や学生CGコンテストなどを開催し、映像を作るクリエイターの卵たちを支援してこられました。キヤノンMJは設立当初から協力し、受賞者をプロジェクトに起用するなど、共に日本の映像文化を育てています。(キヤノンMJ 自治体プロジェクト推進室室長 中農 剛司氏)」

アートと社会をつなぐ表現者・シシヤマザキさん

2012年、学生CGコンテストで銀賞を受賞したアーティスト、シシヤマザキさん。彼女の作品は「ロトスコープ」と呼ばれる、実写映像を手描きでなぞる独自のアニメーション手法で知られています。映像を通じて人の感情を描くことをテーマに活動する彼女は、
学生時代に出会ったCG-ARTSをきっかけに、クリエイター同士のつながりの重要性を実感したそうです。
「クリエイティブ業界は世代間の断絶が課題だと感じていました。学生CGコンテストはその垣根を壊してくれた存在です。」と語っています。

新たな挑戦へ ― 若手クリエイターの想い

2024年の学生CGコンテストで銀賞を受賞した「金森慧さん」。折り紙を題材にしたCG作品で注目を集めました。
「世界中の折り紙作家を巻き込んで、折り紙だけでストップモーションアニメを作り、人の心を動かすような作品を、自分らしく模索していきたい」と未来への夢を語っていただきました。
若手作家の新たな感性は、シシヤマザキさんのような先輩クリエイターに刺激を与え、時代を超えて「表現のバトン」が受け継がれています。

技術と感性が響き合う“共創”のかたち

映像制作の未来を支えるのは、技術と感性の融合。
「映像業界には新しい風が必要。若手クリエイターの新しい視点と、キヤノンの光学テクノロジーをつなぎ、新しい体験価値を社会に届け続けたい」とキヤノンMJの中農さんは想いを語っています。

CG-ARTSとキヤノンMJの協働は、単なる映像支援ではなく、“未来のクリエイターが羽ばたくためのパスポート”を生み出す取り組みです。
「若い人の感覚はこの世で一番新しい。誰もまだやっていない分野を恐れずに挑戦してほしい。」シシヤマザキさんは、未来のクリエイター達にエールを送ってくれました。
映像が人を繋ぎ、文化を育てる。
キヤノンマーケティングジャパングループは、若手クリエイターの才能と新しい文化を育む人たちをこれからも応援しています。

関連情報

ほかの物語