セキュリティ対策支援
中小企業向けセキュリティ篇
俳優の賀来賢人さんが、キヤノンマーケティングジャパングループの社員にインタビュー。「超ワクワクする未来を実現する会社の、『超ワクワクしている人たち』」を3つのトークテーマから深掘りします。
今回は、中小企業向けにセキュリティ対策支援を行う3人の、“超ワクワク”する仕事の裏側に迫りました。
賀来: 皆さんはどんなお仕事を担当されているんですか?
花見: 私たちは、中小企業向けのセキュリティ対策支援を担当しています。
賀来: まず「ビジネスを止めない」とは、どういうことですか?
花見: セキュリティトラブルからお客さまを守り、「ビジネスを止めない環境づくり」を支援しています。
賀来: 企業の「信頼」を支えているのですね。では「セキュリティは経営課題⁉︎」とは?
友納: セキュリティは、現場のITだけではなく、経営にも及ぶ重要なテーマです。取引条件になることも増えています。
賀来: 最後に、「まかせて安心」とはどういうことでしょうか?
井上: 人材不足の中小企業を支え、ITの計画から導入・運用・保守まで“安心して任せてもらえる存在”をめざしています。
賀来: セキュリティのプロである皆さんの熱意が伝わってきました!
ビジネスを止めないカギは「多角的」かつ「多層的」な対策
「ビジネスを止めない」環境づくりを支援する中で、事業継続に大きく影響するセキュリティトラブルとは、どんなものが考えられるのでしょうか。
花見:代表的なものが、近年大きな社会問題となっているランサムウェアなどのサイバー攻撃です。これらは管理者権限の奪取やデータの改ざんなど、システムの中枢を狙う多様な手口を用いてきます。そのため、攻撃を受けた機器やシステムを利用する業務が停止するだけでなく、それらと連携する関連業務にまで甚大な影響が出てしまいます。
さらに、一度侵入を許すと、社内ネットワーク機器を起点に攻撃範囲を次々と広げようとするため、たった一つの端末から発生した些細なトラブルが、事業全体に大きなダメージをもたらすことも珍しくありません。結果、「一部業務の停止」だけではなく、「お客さまのビジネスの完全停止」にまでつながる事態も想定しなければなりません。
このようなリスクを減らすためには、さまざまな角度から多層的な対策を練ると同時に、万が一トラブルが発生した際にも迅速に復旧し、被害を最小限に抑える仕組みづくりが必要です。
「ビジネスを止めない」環境づくりに向け、これまでどのような支援を行ってきたのでしょうか。
花見:以前、従業員が100~200名規模の製造業のお客さまからご相談いただいた例ですが、その企業は大きく二つの課題をお持ちでした。一つは、クラウド型のメールサービスやグループウエアを利用しており、回線や外部通信の出入り口となるルータのトラブルにより、会社全体の重要業務が停止するリスクがあったこと。もう一つは、生産管理システムがサーバー上で構築されているため、外部からのサイバー攻撃が直接、事業継続に影響を及ぼす可能性があったことです。
こうしたリスクを踏まえて、外部攻撃者との接点となるインターネットとの境界をデータセンターのセキュリティルーターのみに絞り、さらに冗長化などの複数機器を連携させる構成をご提案することで、万が一の際もサービス停止リスクを低減できるような仕組みを構築しました。
この仕事の難しさは、どんなところにあるのでしょうか。
花見:セキュリティ対策やネットワークの構成は、業務内容、ネットワークやサーバーなどの利用目的や運用方法によって異なるため、決まった形の「正解」がありません。そのため、お客さまが日々感じている課題や対応の優先順位、予算などを丁寧にお伺いし、状況に合わせた最適解を見つけ出せるよう、日々、試行錯誤しています。
セキュリティ対策が、強固な経営基盤をつくる
お客さまに、セキュリティを「経営課題」として認識していただくために、普段から心掛けていらっしゃることはありますか。
友納:セキュリティは専門用語が多く、その重要性が十分に伝わらないまま、単なるコストとして捉えられてしまうケースが少なくありません。そのため、普段から経営判断に直結する観点で分かりやすくお伝えすることを心掛けています。
例えば、情報漏えいによる事業停止リスクやシステムの煩雑化による生産性低下などの事例をふまえてご説明し、セキュリティ対策が単なる防御ではなく、企業価値を守り、成長を支える投資であることを実感していただけるよう努めています。
提案を通じて、どのようにお客さまの経営課題を解決に導くのでしょうか。
友納:以前、製造業のお客さまから「ウイルス対策ソフトの管理が煩雑」というご相談をいただいたことがありました。当初は個別製品の見直しを目的としたご相談でしたが、ヒアリングを重ねる中で、さまざまな課題が明らかになりました。
具体的には、クラウド化の推進により業務効率は向上している一方で、複数のクラウドサービス利用に伴い、アカウント管理の複雑化、設定漏れや管理不備によるリスク増大といった、運用とセキュリティの両面にまたがる経営課題を抱えている状況だったのです。
そこで、ウイルス対策ソフトに、IDやパスワードを一元管理できる商材を組み合わせて、セキュリティ強化から管理負荷の軽減、従業員の利便性向上までが実現可能となるご提案を行いました。その結果、お客さまの安全性と生産性を両立した経営基盤の整備に寄与することができました。
後日、お客さまからは「セキュリティはこれまで必要最小限に抑えるコストだと捉えていたが、さらなる事業の拡大をめざす上で、注力して取り組むべき重要なファクターだと実感した」との嬉しい言葉をいただき、数ある仕事の中でも、自分にとって、とても心に残る経験となりました。
「まかせて安心」なトータル支援で、全体最適のIT活用へ
キヤノンMJグループの「まかせて安心」な支援体制について詳しく教えてください。
井上:私たちは、単にツール導入だけではなく、IT戦略の立案から導入、その後の運用支援や保守サポート、さらには従業員教育まで一貫してご提供する「まかせてIT」シリーズというサービスを2021年8月から展開しています。
中でも重視しているのは、「導入後の運用」です。お客さまの業務や組織、昨今のサイバーセキュリティの現状を踏まえ、継続的に改善・最適化を行うことで、安心してご利用いただける環境をご提供しています。
なぜいま、そうした支援が求められるのでしょうか。
井上:背景には、中小企業を取り巻くIT環境の大きな変化があります。多くのお客さまが、「専任のIT担当者がいない、または他と兼務している」「システムが属人化している」といった課題を抱えています。
一方、セキュリティ対策や業務のデジタル化など、求められるITレベルは年々高度化しており、従来のように個別にITベンダーへ依頼する形では、全体最適や将来を見据えた投資判断が難しくなっています。
そのため、経営視点でITを捉え、長期的に伴走する「トータル支援」のニーズが高まっているのです。そこで、私は先ほどの「まかせてIT」シリーズの立ち上げと社内展開に取り組んできました。
「まかせてIT」シリーズとして、サービスを打ち出した理由はなんでしょうか。
井上:従来、IT関連商材は個別に販売されるケースが多く、営業現場でも「どこまでご提案すればよいか分からない」「トータルでの価値を伝えにくい」という課題がありました。また、お客さまも「誰に何を相談すればいいのか分からない」という状況が生まれやすく、結果として部分最適にとどまっているケースが多く見受けられたのです。
そこで取り組んだのが複数の商材・サービスを再設計し、「トータル支援」として分かりやすく提供するパッケージ化です。当初は各部門の調整に苦労しましたが、販促ツールの整備や成功事例の共有などを通じ、現場が自信を持って提案できる環境づくりにも注力したことで、全体最適を考え抜いてご提案する文化が社内に浸透しました。
結果として、お客さまにも「必要な対策を抜け漏れなくカバーでき、将来を見据えたIT投資を可能にする」「相談先が一本化される」といった価値をご提供できるようになりました。
それまでITが「分からない・不安・後回し」になりがちだった、あるお客さまからも、私たちのトータルな伴走により、「『経営を支える武器』としてITを前向きに捉えられるようになった」との声をいただきました。
ITへの不安をまるごと無くし、企業の挑戦を根底から支える

皆さんは日々の業務の中で、どのような時にやりがいを感じますか。
花見:自分の仕事はさまざまな選択肢をお客さまに提示することだと考えているのですが、その中で立てた仮説が、うまくお客さまのニーズに合致して喜んでいただけることにワクワクします。
友納:キヤノンMJグループ全体がセキュリティ分野に注力しているタイミングで、自分自身もそこに携わることができることに、とてもやりがいを感じます。これからも会社と一緒に、自分も一歩ずつ前に進んでいきたいですね。
井上:セキュリティは、以前はこちらからご提案するものでしたが、いまはお客さまからご相談いただくケースが増えました。必要性が高まっている中で、しっかりと求められているものをご提供できているところに、仕事としての誇りを感じます。
仕事を通じて、どんな「超ワクワクする未来」を創りたいと考えていますか。
花見:セキュリティトラブルによる業務停止は、企業全体を揺るがす出来事です。「もしかしたらトラブルが発生するかもしれない」という状況にあるだけで、安心して業務を行えなくなってしまう可能性があります。
これからも「安心・安全・安定」のネットワーク環境をお客さまへ提供し、世の中の企業が突然のトラブルを恐れず、当たり前に挑戦し続けることのできる「超ワクワクする未来」をともに創っていきたいです。
友納:これからも、セキュリティを単なる「コスト」ではなく、ビジネスの成長を支える「価値」として提供していきたいです。その先に、企業がセキュリティリスクの不安から解放され、成長と挑戦に集中できる社会を実現したいと考えています。
井上:私がめざすのは、「ITの不安がゼロになり、本業に100%集中できる社会」です。「まかせてIT」を通じて、お客さまの「頼れるパートナー」となり、日本の中小企業を土台から支えていく。その先に、お客さまと一緒に成長し続けられる「超ワクワクする未来」が待っているはずです。
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