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医療DXで明るい未来をつくろう

キヤノンITSメディカル
代表取締役社長 黒井慶信氏

  • キヤノンマーケティングジャパングループが掲げたパーパス(存在意義)は「想いと技術をつなぎ、想像を超える未来を切り拓く」だ。同グループでヘルスケアIT分野を担うキヤノンITSメディカルは、医療情報システムの販売・導入に携わり、マルチベンダーの強みを生かして医療現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援している。黒井慶信社長が社員と語り合い、顧客ニーズに沿ったシステムの提供で医療現場の課題解決に貢献しようと呼び掛けた。
  • ※著作・制作日本経済新聞社(2025年日経電子版広告特集)。
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医療従事者が患者と向き合う時間を最大化

  • 黒井 医療を取り巻く環境が年々厳しくなる中、私たちは医療DXの実現を担うプロフェッショナル集団として使命を果たすことを目指しています。診療に有用なシステムの導入とその活用で、医師をはじめとする医療従事者が患者さんと向き合う時間を最大化することが私たちのミッションです。患者さんとの診療時間を増やすために、私たちの電子カルテをはじめとする医療情報システムを提案することで、この根源的なニーズにお応えしたい。皆さんはどんな時にこの仕事のやりがいを感じますか。
  • 黒井社長の写真
    「医療従事者が患者さんと向き合う時間を最大化することが私たちのミッション」(黒井社長)
    • 小杉 私のお客さまは健診機関です。私は主に健康診断における検査装置の発生源からの健診データを収集するシステムの開発と導入、さらに運用、保守までを一貫して担当しています。健診のパターンとしては、健診車を利用する巡回健診と施設内健診があります。それぞれで運用が異なるため、お客さまの業務フローを丁寧に確認し、各健診機関に適したシステムを構築します。それによって実際に現場の運用を効率化できた時にやりがいを感じます。前職でも医療関係の業務に携わっていました。医療ITは社会貢献度が高いですし、一つひとつのシステム構築が、受診者の健康にも影響を与えていると考えていますので、やりがいと同時に責任、プレッシャーも感じています。
  • 黒井社長の写真
    「医療従事者が患者さんと向き合う時間を最大化することが私たちのミッション」(黒井社長)
  • 西尾 診療所向けの電子カルテ導入の現場で働いていた時は実際に診療所に訪問し、診療科に応じたよく使うカルテ項目の設定や取り扱い説明を行う中で「西尾さんが担当で対応してもらえて助かりました」と感謝の言葉をいただいた時に一番やりがいを感じます。現在はサポートセンター業務も担当しています。操作方法がわからない場合や設定が変わってしまった場合に、お客さまからご連絡をいただくケースが多くあります。まずは状況をしっかりと聞くことでお客さまの困りごとを確認し、現場での経験を踏まえた的確な解決策をご提案できるように心がけています。
    • 長澤 私も「担当してもらってよかった」と言っていただいた時が一番うれしいですね。まだ入社2年目ですが、お客さまの仕事の内容をしっかり理解しないと満足いただけるシステムが導入できないので、ITの知識だけでなく診療業務に関する知識を自分から進んで勉強したり、お客さまから教えていただいたりしながら自己研さんをしています。医療関係者それぞれの立場でのご意見をお聞きしたうえで複雑な調整をし、最大限使いやすい電子カルテシステムを構築したいですね。難しいですが、やり切った際にものすごくやりがいを感じます。
    長澤さんの写真
    「最大限使いやすい電子カルテのシステムを作るのは難しいけれど、やりがいがあります」(長澤さん)
  • 長澤さんの写真
    「最大限使いやすい電子カルテのシステムを作るのは難しいけれど、やりがいがあります」(長澤さん)
  • 黒井 私は1991年に、システムエンジニア(SE)としてキヤノンマーケティングジャパンに入社しました。システム構築に真剣に向き合う中で、たくさんの失敗や成功を体験してきました。今はマネジメントする立場に変わりましたので、お客さま向けに試行錯誤していた時が大変懐かしいですね。

様々な人材が集結し、活発にコミュニケーション

    • 小杉 当社の強みの一つは、社員同士の助け合いが活発な点だと思います。転職組の私から見ても、立場に関係なく相互コミュニケーションを積極的に取っていると感じますし、他の拠点で働いているメンバーとも緊密に連携していると感じます。私が担当するプロジェクトは基本的には1人または多くても2人で行うことが多いのですが、周りを巻き込み、相談できる環境が常にあります。
    • 長澤 先輩方が業務の途中でも気にかけてくれたり、手助けしてくれたりしますね。皆さんオン・オフがはっきりしていて、やる時はみんなで頑張ろうという前向きな取組姿勢や気持ちをいつも感じます。
    小杉さんの写真
    「お客さまの多様化する要望に臨機応変に対応できる醍醐味があります」(小杉さん)
  • 小杉さんの写真
    「お客さまの多様化する要望に臨機応変に対応できる醍醐味があります」(小杉さん)
  • 西尾 結婚を機に東京から大阪に転勤させてもらいましたが、どの拠点で勤務していても話しやすい環境と雰囲気があります。私は出産を経験していますが、出産後、時短勤務や在宅勤務ができる環境が整えられ、柔軟な働き方を選択できたことも大変ありがたかったです。他の女性社員が結婚した場合に会社を辞めずに働けるよう助言を心がけ、また時短勤務の中での可能な範囲になりますが、後輩の業務サポートをしたいと思います。
  • 西尾さんの写真
    「『西尾さんが担当で対応してもらえて助かりました』と感謝の言葉をいただいた時に一番やりがいを感じます」(西尾さん)
    • 小杉 開発から導入、保守まで一貫して実践しているのが私の担当業務の魅力です。良いものを組み合わせながら、お客さまのニーズに合わせて開発し、システム改善もすべて自社でやっています。お客さまの多様化する要望に臨機応変に対応できる醍醐味があります。
    • 黒井 皆さんには成長機会を常に感じてもらいたいと思っています。我が社は急速な事業成長を果たす中、様々な出身母体から経験豊富なメンバーが集結しています。幾度かの事業統合では慎重に融合を進めてきました。今後は一層のシナジーを発揮できるようになると思います。そのためにも個人や組織間での連携を促進するための仕掛けを、会社としてさらに作っていかないといけないと考えています。
  • 西尾さんの写真
    「『西尾さんが担当で対応してもらえて助かりました』と感謝の言葉をいただいた時に一番やりがいを感じます」(西尾さん)

矜持を持って働く職場 失敗恐れずチャレンジ

  • 長澤 私は大学までは、医療とは全く関わりがありませんでした。影響したのは新型コロナウイルス禍です。その頃に大学に入学し、医療従事者が不足して大変な状況に置かれているということを知り、自分にも何かできることはないかなと考えました。そして、医療とIT業界を組み合わせて考え、当社に入社しました。両親は医療業界を選択した私の決断に驚いていましたが、頑張ってねと送り出してくれました。
  • 黒井 若い人には、失敗を恐れないでチャレンジしてほしいと考えています。私もこれまでたくさんの失敗を経験してきました。そこで学んだのが、思い切り挑戦し、成功も失敗もきちんと振り返り、共有して次に生かしていくこと、まさにそれが大切だと認識しています。

    医療DXは、誰かがやらなければいけない、使命感をくすぐられる領域です。キヤノンが注力しているメディカル領域と、キヤノンマーケティングジャパンが事業拡大を目指すITソリューション領域の交差点が、まさに今の当社の立ち位置だと思います。

    今日、主要事業から3人の若手社員に集まってもらって話をしてみて、やはり人は財産だな、会社は人によって成り立っていると再認識しました。今後も成長を継続するにはこの3人のような社員がどんどん増えていってほしいし、気概のある人を増やしていかなければいけないと気持ちが新たになりました。社員一人ひとりが常にお客さまの立場で考え行動することを実践し、より多くのお客さまに質の高いご提案と深い満足感をお届けする「顧客主語」が当社の行動指針です。この3人以外にも、たくさんの社員が医療現場に関わっているという矜持(きょうじ)を持って働いてくれています。

    キヤノンITSメディカルは、社員それぞれが力を存分に発揮し、助け合いながら成長できる環境を整えています。医療DXで社会課題解決に貢献し、希望に満ちた明るい未来をともにつくっていきましょう。