印刷業界の共創拠点「goof.CAMPUS」にインクジェットデジタル印刷機「varioPRINT iX3200」を導入~適地・適時・適量生産を支える新たな印刷エコシステム構築を支援~
2026年2月10日
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社(代表取締役社長:上田克己、以下キヤノンPPS)は、株式会社グーフ(CEO:岡本幸憲、以下グーフ)が運営する印刷生産・研究開発拠点の「goof.CAMPUS」(神奈川県横浜市)に商業印刷向け枚葉インクジェット印刷機「varioPRINT iX3200」を導入しました。デジタル印刷による印刷物の適地・適量生産体制の確立を目指すグーフとともに、「varioPRINT iX3200」を通じて印刷品質の標準化と印刷ビジネスの新しいエコシステムの構築に取り組みます。



昨今、印刷業界はペーパーレスやデジタル化の進展により市場規模の縮小や印刷会社の減少が進み、転換期を迎えています。多品種・小ロット化や短納期化への対応が求められる中、CO₂排出削減やエネルギー効率向上といった社会的要請も高まっています。さらに、サステナビリティやGX(グリーントランスフォーメーション)への対応、人手不足、在庫ロスや輸送負荷の増大など、大量生産・全国配送を前提とした従来のビジネスモデルでは対応しきれない課題が顕在化しています。
こうした中、グーフは印刷の発注と生産を最適化するプラットフォーム事業を主軸とし、デジタルプリンティングプラットフォーム「GEMiNX(ジェミナス)」を提供しています。「GEMiNX」は、発注内容や納期、配送エリア、使用用紙などの要件に応じて、全国から集まった発注を最適な印刷工場や機器へジョブとして自動的に振り分けるシステムで、効率的な生産体制を実現しています。
グーフは2025年2月に、適地・適時・適量・適切なプリンティングエコシステムの構築を目的に、業界に携わる企業が横断的に連携し、実際のビジネスを通じて検証・改善できる場として神奈川県横浜市に「goof.CAMPUS」を開所しました。「goof.CAMPUS」は、印刷会社、印刷機メーカー、紙やインクといった素材のサプライヤー、ロジスティクスといった供給側の企業に加え、広告代理店や事業会社など発注側の企業や研究機関が集まり、印刷業界の変革に必要な研究・改善・教育を重ね、プリントサービスの新たな価値を追求する共創プラットフォームです。
キヤノンPPSは開所当初よりパートナー企業として「goof.CAMPUS」に参画しており、商業印刷向け枚葉インクジェット印刷機「varioPRINT iX3200」を導入しました。「varioPRINT iX3200」はA4両面で最大320ページ/分の高速印刷と、1200dpiのプリントヘッドや可変ドロップサイズ技術による高画質を両立しており、多品種・小ロット・短納期に柔軟に対応し、幅広い用紙に安定した品質で印刷できます。多様な印刷会社が「goof.CAMPUS」において同機を活用することで、同じ品質・同じ仕上がりの印刷物を再現できる生産体制が整い、品質基準を共通化できるようになります。
現在進行中のPoCでは、「varioPRINT iX3200」の高い生産性に、グーフの生産最適化システム「GEMiNX」やサービス品質基準(SLA)設計※1を組み合わせることで、単なる機器の効率稼働にとどまらず、収益性の向上を実現しています。実際の受注データや運用データを基に、「GEMiNX」による生産最適化と同機の能力が連動することで、「goof.CAMPUS」の稼働当初比で対人件費生産性は約300%改善し、作業時間は約75%の削減につながっています。
また、短納期対応やオペレーターのスキルに依存しない色味・品質の安定性、高い耐久性を備えた「varioPRINT iX3200」により、顧客から求められる生産性を継続的に再現できているほか、収益性の改善や省人化・省スペース化にも寄与しています。こうした効果が確認されたことで、同機は「goof.CAMPUS」が事業拡大や拠点拡張に向けた設備投資を、合理的かつスピーディーに判断できる基盤となっています。
「goof.CAMPUS」は2027年末までに売上+10億円(2025年期比)および3拠点への拡大を目指しており、業種や企業の垣根を超え、リアルなビジネスの場を通じた検証を重ねることで、大量印刷に依存しない柔軟なビジネスモデルの確立、環境への負荷軽減、人手不足への対応を推進します。キヤノンPPSは各拠点に「varioPRINT iX3200」を導入することで、全国のどの拠点においても同品質・同スピードで印刷できる体制を構築し、適地・適時生産モデルの確立を支援します。
キヤノンPPSは2028年末までに「varioPRINT iX3200」を国内で20台以上販売することを目標としています。今後も高速印刷・高画質を両立する同機を通じて、印刷の新しい価値創造と持続可能な商業印刷ビジネスの創出に貢献します。
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印刷品質、スピード、稼働安定性、納期遵守率などのサービス水準を数値で定め、安定的に達成するための運用設計。
株式会社グーフについて
株式会社グーフは、「紙」の新たな価値を創造することをミッションに、デジタルと紙の融合で高付加価値なコミュニケーションの実現を目指しています。デジタルプリンティングプラットフォーム「GEMiNX」による印刷の発注と生産の最適化や、業界全体のDX・SXを加速する共創拠点「goof.CAMPUS」の運営を通じ、持続可能なビジネスモデルの構築に取り組んでいます。
- 本社所在地
- 東京都目黒区自由が丘2-16-11
- 代表者
- CEO 岡本 幸憲
- 設立
- 2012年6月
- 事業内容
- プロフェッショナルサービス(事業企画、プロダクション運用支援 等)/プリンティングサービス事業/ソフトウエア販売/SI/開発
「goof.CAMPUS」導入事例について
関連情報
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