葛飾区立木根川小学校校舎の思い出プロジェクト 実施事例
2025年1月に、葛飾区立木根川小学校にて「校舎の思い出プロジェクト」を実施しました。





葛飾区立木根川小学校の先生方にお話を伺いました
小学校の歴史についてお聞かせください。

木根川小学校は、昭和26年11月に渋江小学校の分校として開校しました。その後、昭和27年に独立し、木根川小学校となり、校章と校歌が誕生しました。本校の教育実践を振り返ると、人権尊重教育に力を注ぎ、令和4・5年度東京都教育委員会人権教育推進校として学びを深めました。時代の流れとともに、令和6年度末をもって学校統合となります。(小川校長先生)
「校舎の思い出プロジェクト」を行うことになったきっかけについてお聞かせください。
地域と卒業生、そして在校生とが最後の1年、思い出を残すきっかけづくりと考え、ぺんてる株式会社のホームページから「校舎の思い出プロジェクト」に行きつきました。
「校舎の思い出プロジェクト」のサポートプログラムはいかがでしたか?
実際にプロジェクトを体験すると、右も左もわからない中で、過去の実践例や当日の具体的な流れなどを示してくださり、安心して当日に臨むことが出来ました。
特に印象に残っているエピソードなどあれば教えてください。
縦割り班で6年生が中心となり、デザインを話し合いながら決めました。相談し合う中で、当日描くことの意欲が高まり、笑顔いっぱいに描く姿が印象的でした。
学校の壁という本来描いてはいけない場所に、初めて子どもたちが描いていくときはどのような反応でしたか?
日常、体験できない学校の壁に描くということで、一筆目は戸惑いながらも2学期に練習し、当日は楽しそうに描く姿がとてもよかったです。
子どもたちが撮影した写真や、撮影している様子をご覧になっていかがでしたか?
今回カメラは、教員が子どもたちの描く場面の撮影を行いました。子どもたちの学習以外で見られる顔とは違い、笑顔あふれる目が輝いた姿を撮影できたと思います。
保護者や卒業生、地域住民の皆さんの反応はいかがでしたか?
保護者アンケートからは、「素敵なチャンスがあり、子どもたちも嬉しそうでした。」や「のびのびと取り組む子どもたちの姿が印象的でした。」「夢中になって絵を描く子どもたちをみて嬉しくなりました。とてもいい思い出でした。」と好評でした。また、地域の方も一緒に参加することで、「校舎がなくなるのは寂しい。でも、学校に思い出を残すことが出来て、最後の素敵な思い出になりました。」などお声をいただきました。
今後、「校舎の思い出プロジェクト」を多くの小学校にて展開をしていきたいと考えております。
このプロジェクトに今後期待することや、メッセージがございましたらお聞かせください。
カメラの貸し出し、画材の提供などの多大なるご支援をいただき、このプロジェクトを行うことが出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。このプロジェクトが他の小学校にもどんどん展開していけばいいなと思います。ありがとうございました。

プロジェクト作品

大判プリント作品
