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技術職ならではの仕事のやりがいは、「お客さまの役に立っている実感があること」

キヤノンプロダクションプリンティングシステムズ株式会社
技術部門 2022年入社
高井 颯さん

お客さまの元へ出向き、プリンターの点検や修理を行うカスタマーエンジニアの高井 颯さん。仕事のやりがいは「お客さまから直接、感謝の言葉をいただけること」だと語ります。「デスクワークより体を動かす仕事がしたい」と、技術部門を志望し、研修や先輩たちからの指導を経て、入社2年目には1人で仕事をこなせるように。現在は、後輩の指導も任されるようになりました。そんな高井さんに、直接お客さまとお会いする機会が多い職種だからこそ、心がけていることについて話を聞きました。

お客さまに「ありがとう」と言っていただけるのが仕事のやりがい

父がデザイン系の仕事をしているので、子どものころからプリンターは身近な存在でした。その原体験から印刷機器を扱う会社への興味が湧き、自己分析のなかで、自分にはデスクワークより体を動かす仕事のほうが適していると思ったため、技術職を志望しました。

とはいえ、わたしには工具を握った経験すらなく、正直なところ不安もありました。でも、キヤノンPPSの技術部門には、1年間にわたる丁寧な研修制度があるので、現場に出る前にしっかりと基礎を学ぶことができました。また、先輩の仕事に同行して、作業の様子を間近で見ることができたのもありがたかったです。

現在は、一人でお客さまのもとへ出向き、プリンターの点検をはじめ、トラブルや故障の対応を行っています。お客さまに信頼していただくために、オフィスを出入りするときは毎回、社員証を提示しながら「キヤノンPPSの高井です!」と、明るく名乗ることを心がけています。顔と名前を覚えていただけたので、何か気になることがあれば気軽にご相談いただけるようになりました。

この仕事をしていて何よりうれしいのは、お客さまに直接「ありがとう」と言っていただけることです。誰かの役に立っている実感があるので、大きなやりがいを感じながら働くことができています。

不測の事態にも焦らず対応できるよう「メモを取ること」を習慣に

初めて一人でお客さまのもとを訪れたとき、地に足のつかないような気持ちになったことを今でもよく覚えています。研修や先輩方からの指導で、基本的なことはすべて覚えていったはずなのですが、緊張のせいで思い出せないことも多く、スムーズな作業ができませんでした。

このときの経験から、わたしはささいなことでもメモを取る習慣をつけています。知識や経験が増えてきて、緊張する場面は少なくなりましたが、イレギュラーな事態はいつでも起こり得ます。メモには、これまで対応したトラブルの内容やその解決方法について記録してあるので、何があっても落ち着いて対応するための、お守りのような存在になっています。

実機を使ったシミュレーションで、スキルアップも欠かさない

プリンターは機種によって構造が違うので、点検や修理の方法も異なります。わたしがこれから取り組んでいきたいのは、自分が自信を持って扱える機種を増やしていくことです。お客さまのもとでの対応がないときは、社内にある実機を使って、さまざまな機種の点検や修理をシミュレーションし、練習を重ねています。

その成果もあり、作業効率が少しずつ上がってきて、自分の成長を実感しています。お客さまからトラブルの連絡を受けたときも、すぐにどんな不具合が起きているか、予想がつけられるようになりました。移動中に何パターンか対応策をシミュレーションしておくこともあります。自分の予想が当たったときは、難問のクイズを解いたような爽快感があり、仕事をしていて楽しい瞬間の一つです。

最近は、後輩に指導する機会も増えてきたので、これまで先輩方にたくさん支えてもらったぶん、今後は自分が周りに頼られるような存在になっていかなければならないと思っています。

Q&A

  • キヤノンPPSに入社を決めた理由は?

    大学主催の説明会で話を聞いたとき、社員の方々が心から仕事を楽しんでいるのが伝わってきたからです。そういう前向きな環境でなら、自分もいきいきと働けるのではないかと思い入社を決めました。

  • 仕事をするうえで大切にしていることは?

    故障やトラブルの対応をする際には、安全第一を心がけています。効率よく作業することも重要なのですが、事故が起こると結果的にお客さまにご迷惑をかけてしまうので、いつも「急ぐけれど焦らない」という心持ちで臨むようにしています。

  • キヤノンPPSの雰囲気を一言で表すと?

    「一致団結」です。ほかの部署の方と一緒にお客さまのもとを訪れる機会があるのですが、いつもスムーズに連携を取ることができています。それは、社員一人ひとりがチームワークを大切にして働いているからだと思います。

  • オフの日はどんなことをして過ごしている?

    先日、「フリーバカンス」という有給制度を利用して、那須高原まで流星群を見に行ってきました。休日にしっかりリフレッシュをすることで、仕事にも全力で向き合うことができています。

1日のスケジュール

  •  9:00
    始業
    お客さま先へ直行
  •  9:30
    業務
    点検開始
  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    業務
    点検再開
  • 16:30
    点検終了
    作業報告書作成
  • 17:30
    退社
    お客さま先退館、帰宅